アオアシ最新話 第183話【5年越しの攻撃形】
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アオアシ183話あらすじ
とうとう栗林にボールが渡り、高杉の合図からエスペリオンの攻撃陣がいっせいに前を向く!
船橋学院は栗林にふたりマークをつけながら、守備陣が高い連携でブロックを敷く。
ふたりにマークをされている栗林は、個人技でボールを保持し、相手ディフェンダーたちを翻弄する。
栗林がタメを作り、栗林から高杉へのパスがつながる。
船橋のキーパーからは、中央でエスペリオンの主力をおさえる指示が飛ぶ。
エスペリオンは高杉、遊馬、桐木とパスを回す。
船橋のコーチは守備がうまく機能していることを口にするが、船橋学院の監督・夏目は、エスペリオンの攻撃を怪訝な表情をして様子をみていた。
夏目と同様に、船橋の守備陣の選手たちはエスペリオンの選手らがどこも中途半端なポジショニングなことを気にかける。
ふたたび高杉の合図で桐木からボールが出され、高杉のスルーから小早川、そして遊馬へ出そうとしたところでパスミスから船橋にボールを奪われる。
ベンチの平は、その一連のプレーを見て何かに気が付くような表情となる。
高杉は「やっぱり難しい」と考えていて、それはエスペリオン監督・福田が何年も前から理想としていた、Jr.ユースの頃から言われ続けた攻撃形だった。
そして5年前の回想になる。
エスペリオンのJr.ユースのころの中学1年の平や高杉が練習中に連携のミスをして、高杉は不安な表情をみせる。
そんな高杉に、福田が不安を言ってみろと指摘する。
高杉は、その時の福田の要求するサッカーが、選手全員でのの非常に高い意識の共有が必要で、現時点のJr.ユースの自分たちにできるサッカーと思えず、自信がないとはっきりと話す。
その高杉を見て、福田はおまえは本当にまじめだなーと言って、ほかの選手たちからも笑いが起こる。
福田は義経や栗林の世代に期待して、欲張りな要求をしてしまうとつづける。
そんななか、高杉に平が今は無理でも、どんな高い理想もこのメンバーならできるんじゃないかと思う、と声をかける。
平の話しに賛同する秋山。
秋山は槇村(おそらく青森星蘭のGK)に同意を求める。
そして、高杉は平の言葉で「いつか、こいつらとなら」と前向きな表情となる。
舞台は試合に戻る。
船橋の選手の一瞬のスキをついて、高杉がボールをカットする。
高杉のプレーを見て、なにかを思いだしたかのような表情となる平。
高杉は「いつかできる」が、今日の自分たちであると確信し、平に対しての想いを抱いていた。
おまえに見せてやる。平。
成功させる。
今はつまづいても…
いつか成長して実現できるってことを見せてやる。
そうしてやって来ただろう俺達は…
なァ平――
出典:『アオアシ』第183話より
高杉のプレーと福田の表情を見て、平は何かを感じる表情となっていた。
船橋のペナルティエリア手前でポジションをとる、エスペリオンの選手たち。
船橋の守備陣が困惑するなか、福田から、今だ!と、合図がかかる。
中央の高杉から桐木、大友とパスがわたり、遊馬は中央に走りこむ。
高杉、栗林は中央で交差してサイドチェンジの形でディフェンスのブロックを抜けだす。
そして、大友から中央で待ち構えた遊馬へパス、遊馬からのワンタッチでペナルティエリアで完全フリーの高杉へと渡る!
動揺する船橋のキーパーの脇に向けて、高杉がシュートを放つ!
まとめ
とうとう攻撃の「あの形」になったエスペリオン!
高杉の平への想いの理由も、明らかになった今回。
最後の高杉のシュートは、決まったのでしょうか?
青森星蘭の槇村が、以前エスペリオンのJr.ユース出身でありそうなのも意外で驚いた点でした!